今日は、「JavaScript」というプログラムについてお話します。
ウェブサイトを作ったりする時、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれません。
JavaScriptとは
JavaScriptは、「プログラム」の一種です。
「プログラム」とは、コンピューターに命令を与えるための言葉のことです。
こういうやつ…↓

暗号みたいですね。
「プログラム」にはすごく沢山の種類があるのですが、実はこのJavaScriptというプログラム、ちょっとだけ特別なプログラムなんです。
Webに携わる上で一番大事なプログラムと言っても良いのではないか、とさえ思います。
僕たちが普段ウェブサイトを見るときに、必ずと言っていいほど働いてくれているプログラムでありながら、JavaScriptの代わりに仕事ができるプログラムが、あんまりないのです。
JavaScriptは「Web」にとって、すごく大事なプログラムなので、普段プログラムを書かない人も「どういうプログラムなのか」ぐらいは、ざっくり知っておくと良いのではないかと思います。
JavaScriptの特徴
JavaScriptの特徴を一言で言うと、
「ウェブブラウザ上で動くプログラム」
ということです。
「ウェブブラウザ」に関しては、以前、「【初心者向けに解説】ウェブブラウザって何?」という記事の中で簡単に説明をしました。
「ウェブブラウザ」とは、「ウェブサーバー」から送られてきた「HTML」という暗号を、僕たち人間にも見やすい形に変換してくれるソフトですね。
(「ウェブサーバー」に関しては、「ウェブサーバーってなに?」という記事の中で解説をしています。)
以前の記事でも書いたように、「ウェブブラウザ」は、皆さんのパソコンやスマホの中に入っているソフトでした。
もちろん、今あなたがこのブログを読むために使っている、そのパソコンやスマホの中にも入っています。
今あなたは私が書いた文字を読んでくれていますが、その文字は、「ウェブブラウザ」があなたに見やすいように配置して、画面に表示しているものです。
どこに配置するかは、HTMLなどの「命令」として「ウェブサーバー」から送られてきているのですが、その「命令」は、人間にとっては読むのが大変です。
その「命令」を解釈して、僕たちにも見やすい形に表示してくれるのが、「ウェブブラウザ」の役割でした。
そして、その「ウェブブラウザ」上で動くプログラムが、JavaScriptです。
誰がJavaScriptを書いているの?
この「JavaScript」とは、誰が書くものなのでしょうか。
ウェブサイトを作った人?
ウェブブラウザを作った人?
パソコンを作った人?
答えは、「ウェブサイトを作った人」です。
たとえば、今僕が書いているこのブログにも、JavaScriptが入っています。
たとえば、以下のボタンをクリックしてみてください。
僕からの感謝のメッセージ、読めたでしょうか。
こんな風に、「ボタンを押したときに動く処理」なんていうのも、JavaScriptで書けたりします。
このプログラムは、僕がこのブログを書くときに、ブログの本文に並べて書いたプログラムです。
本文に交じって、こんなプログラムを書きました。
alert(‘ボタンをクリックしてくれて、ありがとう!’);
書いたのはこれだけです。
「alert」っていう命令を書いただけですね。
この短いプログラムを僕が「ブログの本文に並べて書いた」ということは、このプログラムは、普段どこにあるのでしょうか。
答えは、「ウェブサーバーの中」です。
ウェブサイトは、普段ウェブサーバーに保管されていて、そのウェブサーバーが
「あ~、どっかからアクセス来ないかな~」
と言いながら待っているんでしたね。
そしていざ、
「そのウェブサイト読みたいです」
って人が現れると、そのデータを、その人のコンピューターに送ってあげるんでした。
つまり、ウェブサイトのデータは普段、ウェブサーバーの中にあるわけですから、JavaScriptもそれと一緒にウェブサーバーの中に保管されているのです。
ここで大事なのは、「JavaScriptは普段、ウェブサーバーの中に置いてあるけど、ウェブサーバーの中で仕事をするわけじゃない」ということです。
ただ、置いてあるだけです。
ウェブサーバーの中では、何も仕事をしません。
ではいつ動くのかといえば、それは
「そのウェブサイト、読みたいです」
って言う人が現れて、
ウェブサーバーが、ウェブサイトのデータをその人のコンピュータに送ってあげて、
その人のコンピュータの中にあるウェブブラウザが、
人間にも読めるようにウェブサイトを画面上に表示した
その時、もしくはその後です。
なぜなら、JavaScriptを動かせるのは、ウェブブラウザだけだからです。
だから、JavaScriptが、あなたのコンピューターの中にある、「ウェブブラウザ」に届くまで、そのプログラムが動くことはないのです。
まとめ
今回の記事では、「JavaScriptは、ウェブブラウザの中で動くプログラム」ということだけ覚えておきましょう。
Webを理解する上でとても大事なプログラムなので、この記事が少しでも理解の助けになれば、幸いです。
JavaScript等のプログラムに関しては、今後も記事を書いていければと思います。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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