プログラミング学習に本は必要? ネットの情報だけじゃダメなのか

プログラミング

こんにちは。uni-browserの財前航介です。

本日は、プログラミングを学ぶに当たって、「本」を使う必要があるかについて書いていきたいと思います。

結論から言うと、新しい技術を学ぶときは、一冊紙の本を読んでから学習を始めると効率が良いと思っています。

でも、インターネット上には、たくさんのプログラミングに関する情報が溢れていますし、一流のエンジニアが書いた、為になる記事も多くあります。

そういった無料の情報も多くある中で、なぜ紙の本を購入してまで読む必要があるでしょうか。

プログラミング学習初期に本を読むことをお勧めする理由

プログラミング学習に本が要るか考える女子

そもそもググる言葉を知らない場合がある

本当にその技術に関して初心者の場合、そもそもどんな言葉でググったらいいのかが分からない場合があります。

ググる言葉がわかる程度になるまでは、書籍などで一通りの知識を吸収しておくのも一つの手でしょう。

本を用いると、体系的にその技術を学べる

これが最も大きい理由だと思います。

私もこういったブログを書いているため感じるのですが、ネット上に存在しているほとんどの記事は、1記事で情報が完結するような構成になっています。

たとえば私が今まさに書いている
「プログラミング学習に本は必要?ネットの情報だけじゃダメなのか」
という名前の記事は、次の記事にその続きを書くのかというと、きっと次はまた違ったテーマの記事を書くと思います。

このように、ネット上の情報は、断片的な情報を、記事単位で発信している可能性が高いため、「初級⇒中級⇒上級」と言ったような、連続的なステップアップを踏むことが難しくなってきます。

その為、分からないことがあったからググって、その記事にもまた分からない言葉が出てきたからググって…
という無限ループに陥ってしまう可能性があります。

もちろん、ネット上にもわかりやすいチュートリアルのような構成のWebサイトがあり、そのWebサイトが示している手順に沿って学習していけば、少しずつ学んでいける場合もあります。

そういった良心的なチュートリアルをネット上で見付けられた場合は、それに従うのも良いでしょう。

しかし、そういったチュートリアル形式のWebサイトは海外のサイトを翻訳したものであるケースも多く、ところどころ日本語が不自然だったりするケースも見られます。

一方書籍は、(もちろん購入する本にもよりますが)体系的な知識を学ぶことができます。
もしあなたがプログラミング初心者の場合は、表紙にキャラクターの絵が描いてある、「初級」とか、「入門」とか、「初心者でもわかる!」みたいな本でも十分だと私は思います。

順を追って、一連の流れの中でプログラミングを学んでいける「本」を1冊読んでおくことは、その後あなたがネットから情報を吸収する際にも、心強い下地になることでしょう。

インターネット上の情報は、誤っている可能性も高い

インターネット上の情報は、その性質上、誰でも発信することができます。

中には、ある事ない事ごちゃごちゃに書いているWebサイトもあります。
(そういった記事が検索上位に表示される可能性は低いとは思いますが…)

何よりも、「個人」が発信できるツールである以上、その人の勘違いや、記載ミスによって誤った情報が発信されている可能性も十分にあります。

また、他者の中傷に繋がるような誤記載や、記載者側に悪意があれば別ですが、基本的にはブログなどに少しぐらい誤った記載があったからと言って、その人の責任が問われる可能性も低いでしょう。

本であれば、書籍を発行するまでの間に複数人によってチェックが行われますから、その心配も少ないです。

また、発行しているのが個人ではなく、企業になりますので、個人よりもオフィシャルで、しっかりと責任を持った対応を求めらることになりますから、ネット上の情報よりも、信頼がおけると言うことができるでしょう。

自分のレベルに合った本を買おう!

プログラミングの本が難しすぎると悩む女性

上記でプログラミング言語を学び始めるときに、その言語に関する本を読むことをお勧めさせて頂きました。

しかし、あまり自分のレベルに合っていない本を買ってしまうと、挫折の原因になりますし、お金の無駄になってしまう可能性もあります。

正直言って、その言語や技術についてある程度基礎が分かってくれば、本など読まなくてもネットから自分で情報を収集できるようになりますから、基本的には学習初期の段階で、初学者向けの本を購入することになると思います。

でも、中級・上級者向けの本は、見ていて何だかカッコ良いものです。

分厚くて内容も充実してそうですし、表紙を見ているだけで、本格的な内容が書いてある雰囲気が伝わってきます。

一冊読み終えたときには、専門家になっていそうです。

しかし、初心者が欲張ってそういう本を買ってしまうと、1~2ページで挫折することになります…笑

私も初心者の時に買った分厚い本を、やっと最近読みました笑

ですので、自分のレベルに合った本を、できれば本屋で手に取って中身を眺めた後に、購入すると良いと思います。
(電子書籍派の人は電子書籍でも良いです。)

また、これは本でもネットでも一緒ですが、プログラミングを勉強する際は、「いつの時点での情報か」という点にも、少し注意を払う必要があります。

特にWeb技術に関する分野は非常に進歩が速いですから、最新の情報でないと、学習する意味がない場合などもあります。

自分が学習する分野は、古い情報でも大丈夫な普遍的な分野なのか、それとも最新の情報じゃないと使えない分野なのかを意識しておくと良いと思います。

それに合わせて、本の発行があまりにも古いものは購入の選択肢から除外するなどの対応を行うことができますね。

まとめ: 新しい技術を学ぶときは、一冊本を読もう!

あさがお

仕事で自分が用いるプログラミング言語が変わった時などは、業務が始まる前に一冊、その言語に関する本を読んで体系的な知識を得ておくことは、現場でプログラミング言語を扱う上での大きな助けになります。

私も携わるプロジェクトが変わる際などは、必ずそのようにしていました。

2000~3000円程度の購入費はかかってしまいますが、効率よく、体系的に知識を学ぶことができるので、本格的に学ぶ上でのとっかかりを得る為にも非常に効果的だと考えています。

ただ注意すべき点は、本を1冊読んだからと言って、それで満足してはいけない点です。

本に書いてあるのは、あくまで知識です。

英語学習で言うところの、「単語」「文法」です。
それを実践で使えるようにするためには、実際の英会話の練習が一番重要ですね。

それと同じように、プログラムの知識だけ知っていても、現場でアプリケーションの構築などはできません。

実際に手を動かしてロジックを組めなきゃいけませんし、現場で用いられている開発ツールの使い方を知っていなければいけないかもしれません。

ですから、本を用いて一通りの知識を得たら、自分で手を動かして何かを作ってみることをお勧めします。

知識を持って、実際に手を動かしていけば、きっとあなたのプログラミングスキルはグンと上がることでしょう。

オススメの本

最後に、1冊だけオススメの書籍をご紹介させて頂きます。

リーダブルコードという名前の本で、チームで開発をする上であるべきソースコードの書き方について書かれている本です。

私が新人の時に先輩プログラマーからオススメして頂いて読んだ本なのですが、いまだに私の愛読書です。
現場で多くのソースコードを書く中で、この本の知識に救われてきた場面も多かったと思います。今でもたまに読み返すと、新たな気づきを得られる、良書です。


特定の言語にフォーカスした本ではないので、プログラミングを学ばれている皆様にとって有益な本だと思い、ここでご紹介をさせて頂きました。

このブログが、少しでも皆様のプログラミング学習の助けになれば幸いです。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

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