僕らの味方、「Code Spell Checker」
Visual Studio Codeで開発しているとき、英語のスペルを誤って記載してしまうことは、よくあります。
特に我々日本人にとって英語は母国語ではないので、スペルミスなんてしょっちゅうです。
そんな時、VSCodeのExtensionである「Code Spell Checker」を入れておくと、とても便利です。
スペルが誤っている単語に波線を付けて、教えてくれます。

もし、案件特有の用語などで誤りではないので、特に波線を出したくない場合は、辞書登録することで、次から波線を出ないようにすることもできます。
「autofix」とか「noindex」とか、複数の単語を全て小文字で繋げたような言葉も怒られるので、特にスペルに問題なければ辞書登録しておきます。
辞書登録は、Quick Fixからできます。
青い波線で怒られている単語にマウスカーソルを当てると、「Quick Fix」の選択肢が出ると思います。


超便利ですね。
僕はもうCode Spell Checkerなしでの開発は考えられません。
なくてはならないExtensionになっています。
ただ、簡単に辞書登録できてしまう素晴らしい操作性のために、誤クリックによって、誤っている単語の辞書登録をしてしまうことがありました。
そうすると、間違ったスペルにもかかわらず、次から怒ってもらえなくなります。
自分は、「occured」のスペルの何が違うのか分からず、サジェストを見ようとしたところ、誤って辞書登録してしまいました。
その際、登録解除の方法を探さなければならなかったので、備忘録も兼ねてメモを残します。
自分と同じように、誤って辞書登録してしまい、「あれ?そういえば辞書のデータってどこにあるんだっけ??」となった方の助けになれば幸いです。
辞書登録には「ワークスペース設定」と、「ユーザー設定」の2種類があるので、それぞれについて記載していきたいと思います。
ワークスペースの辞書に登録した場合
Quick Fixから、「Add “…” to workspace setting」を選択すると、現在作業しているワークスペース用の辞書に登録されます。
この場合は解除は簡単です。
VSCodeで作業中のワークスペースのトップの階層に、「.vscode」というフォルダがあり、VSCode関連の設定ファイルが入っているのは、VSCodeを使っていれば知っている方も多いかと思います。

その中の、「settings.json」という設定ファイルの中に、辞書の設定が記載されています。

ただ、こちらに関しては、設定ファイルもgit管理していれば、gitの差分として出てくるので、誤って辞書登録しても気づくのは簡単だと思います。

このjsonから誤って辞書登録した単語を消せば、また青い波線で怒ってもらえるようになります。
ユーザー辞書に登録した場合
今回自分が誤って登録してしまったのが、このユーザー辞書です。
Quick Fixから「Add “…” to user setting」を選択すると、ユーザー用の辞書に登録してくれます。
ただ、こちらは、先程のワークスペース用の辞書とは違い、gitの差分として出てきませんでした。
「え?じゃあどこから消せばいいの!?」と疑問に思い、ちょっと探してみました。
結論から言うと、PCの以下の階層に設定ファイルがありました。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Code\User\settings.json
「いや、こんなん見つからんわ」
と思われるかもしれませんが、たどるのはそんなに大変ではありませんでした。
たどり方としては、以下のような感じです…
1.VSCode左下の、歯車マークを押下

2.Settingsを選択して、設定画面を開く

3.設定画面の検索ボックスで「spell」などと入力すると、Code Spell Checkerの設定項目が出る

3.すると、設定画面の随所に「Edit in settings.json」というリンクが散りばめられているので、クリックする

4.jsonの設定ファイルが開くので、”cSpell.userWords“という設定項目を探す

5.上記の配列から、誤って登録した単語を消す
以上で削除完了です。
再び正常に怒ってもらえるようになると思います。

この記事がお役に立てば幸いです!
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